老後資金の平均・中央値はいくら?世帯別データまとめ
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「みんな、老後資金っていくらくらい貯めているの?」 貯金の話はなかなか人に聞けないからこそ、余計に気になりますよね。
ネットで“平均2000万円以上”といった数字を見ると、「そんなにあるのが普通なの?」と不安になる方も多いはず。でも実は、その“平均”という言葉にはちょっとした落とし穴があります。
そこで、世帯別の平均と中央値の違いをわかりやすく整理しながら、本当の安心ラインの考え方をご紹介します。
平均と中央値はまったく別もの
まず知っておきたいのが、「平均」と「中央値」は同じではないということです。
平均は、全員の金額を合計して人数で割った数字。 一方、中央値は、少ない順に並べたとき真ん中にくる数字です。
もし一部の世帯が5000万円、1億円といった大きな資産を持っていると、平均は一気に引き上げられます。でも中央値はそこまで動きません。
つまり、平均は“お金持ちの影響を受けやすい数字”。 中央値のほうが、よりリアルな実態に近いと言われています。
世帯別データの目安
では実際に、世帯別で見るとどれくらい差があるのでしょうか。一般的な全国調査をもとにした水準感をまとめると、次のようになります。
※あくまで全国調査ベースの一般的な水準感です。
| 世帯区分 | 平均貯蓄額 | 中央値 |
|---|---|---|
| 60代・二人以上世帯 | 約2,000万円〜2,300万円 | 約1,000万円〜1,200万円 |
| 60代・単身世帯 | 約1,300万円〜1,600万円 | 約300万円〜500万円 |
| 70代・二人以上世帯 | 約1,800万円〜2,000万円 | 約800万円〜1,000万円 |
| 70代・単身世帯 | 約1,100万円〜1,400万円 | 約400万円前後 |
表を見ると分かる通り、二人以上世帯の平均は2000万円前後になることが多いですが、中央値は1000万円前後にとどまっています。
単身世帯ではさらに差が大きく、平均は1000万円を超えていても、中央値は数百万円台というケースもあります。
この差こそが、「平均」と「現実」のギャップなのです。
「みんな2000万円持っている」は本当?
数字だけを見ると、「やっぱり2000万円必要なのかも」と思ってしまいますよね。 でも大切なのは、“みんなが持っているかどうか”ではありません。たとえば・・・
・持ち家で住宅ローンがない
・年金が比較的多い
・退職後もパート収入がある
こうした条件がそろえば、必要な貯蓄額はぐっと下がります。逆に、
・賃貸で家賃がかかる
・年金が少なめ
・医療費の負担が大きい
場合は、平均以上に備えが必要になることもあります。 つまり、必要額は「世間の数字」ではなく、「自分の暮らし」で決まるのです。
安心ラインはどう考える?
安心ラインを考えるときは、とてもシンプルです。
まず、老後の毎月の生活費を出します。 次に、年金見込み額を確認します。 その差額が毎月の不足分です。
もし毎月5万円不足し、それが25年間続くなら、
5万円 × 12か月 × 25年 = 1500万円。
これが目安になります。
不足が月8万円なら2400万円。 月3万円なら900万円。
こうして自分の数字を出してみると、「平均より少ない」「中央値より多い」といった比較があまり意味を持たないことに気づきます。
比べるより、設計する
老後資金の平均や中央値は、あくまで参考データです。 不安になるための数字ではありません。大切なのは・・・
今いくらあるのか。
これからいくら貯められるのか。
どんな老後を送りたいのか。
ピンタレストで理想のセカンドライフを思い描く時間は、とても素敵なこと。そのイメージを、数字に落とし込んでみるだけで、未来はぐっと現実味を帯びてきます。
平均に振り回されないこと。
中央値に安心しすぎないこと。
そして何より、「自分の設計図」を持つこと。
それが、老後不安を小さくする一番の近道です。
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